アイドルは愛である

旧 i@yume../ アイドルネイティブな私の気持ち/ジャニーズって何だ?をhatenaにする

まとくんの文章に"大人"を感じ、22歳の"青さ"を知る

さよならの悲しさを感じさせない、優しい文がそこにはあった。


4月11日、関西ジャニーズJr.の林真鳥さんが更新したジャニーズWebのかんじゅ日誌。


そこで彼が綴った"大切な大切な大切なお知らせ"には、彼の向かう新しい道のことが記されていた。


明るい未来が待っていること、そしてそれが自ら望んだ結果だと言うことは大変喜ばしいことだ。けれども、アイドルらしい見た目の華やかさだけでなく、パフォーマーとしてもとっても高いレベルのものも持っている。そんな真鳥くんのダンスが、パフォーマンスが、もう見られないかもしれないのは残念でならない。


私はまとくんだけずっと追ってたわけではない。ただ、昔の延長で関ジュはずっと応援していた。そのため、昨今の関西の動きも把握していたし、特定の誰かを担当にすることは無くとも全員好きだった。みんなの進退も気になった。


例に漏れず、海外へダンス留学をしていた真鳥くんのことも気にしていた。以前から仲のいい友人と「振付師として、まとくんの名前でたらいいね」「その演出めっちゃ泣くわ」なんて会話を軽くしていて、実は心のどこかで準備はしていた。

けれど、きちんと本人から“Jr.を卒業し、振付師になる”と告げられると、どこか切ない気持ちになってしまう。


ーーーーーーーーーーーーーーー


あのWebの文章を見て感じたことは上に書いたことだけじゃない。たくさん言いたいと思ったことがある。Fankyで残ってるのもう6人か…とか、もうパフォーマンスは絶対ないのかな?とか。


だけど、はじめにページを開いたとき、私が一番惹きつけられ、頭に考えが巡ったのはそこに書かれてある“お知らせ”の内容でも、彼が今持っている思いでも、関西ジャニーズJr.の今後に関してでもなく、その“読みやすさ”についてだった。



なんて読みやすく、わかりやすい文章なんだろう。とても感心した。まとくんのかんじゅ日誌を読んで私の心に強烈に浮かんだ気持ちは何よりもまずそれだ。こいつマジかよ、って思われるかもしれないけど、すいません一番気になったのそこです。



長すぎず短すぎず、何をどのようなテンションで伝えたいのか、どのような経緯からこういった決断に至ったのか、顔が見えなくともよくわかるしっかり届く。「卒業」してファンの前に姿を見せる機会は少なくなるけれど、ポジティブな別れにしたいんだろうな。真鳥くんの意図するものが、彼のこういう風に届けたいと思ったであろう雰囲気の通り、こちら側に伝わってくる。




「これが大人が書く文章だ」
私はそう思った。




自分の意見や今の感情をしっかり伝えながらも、お世話になった事務所へ、応援してくれるファンへ、そしてこれまで所属していた関西ジャニーズJr.へと関わる全ての人への配慮が行きわたっている。


そして、さらっとではあるけれども16年というジャニーズJrとしての過去を、幸せな時間として振り返ったみせた。私は該当担ではないけど、自分の活動してきたことをこんなに明るく肯定した報告を聞けば、これまでの時間を「応援してよかった」と心からファンに思わせてくれると思うだろう。そんな素敵なお知らせだと思った。



応援していた人からすれば、自担の姿が見られなくなるのは悲しいことだ。それがどれだけ明るい話題でも、きっと辛いだろう。でもそんな気持ちにも寄り添って「寂しい」とは言わせてくれる配慮までみせて。


も~~~~~~ほんっとにまとくん凄いなぁ!!!!(笑)



ジャニーズの人たちは、自分たちの容姿や環境に慢心せず、向上意欲を持つ人が多い。(そうでない人ももちろんいらっしゃるけど)プレゼンテーションや、ロジカルシンキングの本を読んでる人も少なくないし。だからこそ、伝わりやすい文章を書くことや、インタビューの受け答えができるのだと思う。


そういうところも尊敬できるから、応援したくなるんだよな。




このまとくんの一件と同時に、自分が書いてる文章はどうだろうと少し考えてみた。


言いたいことはまとまってなくて一つの記事の中でころっころ変わるし、テンションにふり幅がありすぎてどんな感情で読めばいいのか、何が一番伝えたいのかわかりにくい。そして、受け取る人に寄り添っていない。自分の立場でしかものを見ていない。見ていたとしてもそこまで考えて言葉を選んでいない。

月額の利用料が発生してファンのために書いてるような性質も持つジャニーズWebと、個人のブログとは趣旨が違うから当たり前ではあるんだけど、あまりにも読み手に優しくない。



結果、どれをとっても彼のようではないなと感じた。悔しかった。





ジャニーズだけに限ったことではないが、人は自らの活動や人生の節目を迎えた時、文章でその報告や謝罪をすることが多い。そんな時、ほんの少しの言葉選びや言い回し、書き方から思いがけず、書いた人の“人間性”が溢れ出す。



少し前に(といっても二月のことだけど)話題になった宇宙SixでありSnowman目黒蓮くんのWebからも、そのことはよくわかる。


宇宙とスノの兼任が発表されてすぐに更新した文章。発表されたときに自分が感じたことを、おもいのままに書きなぐったであろうメモの内容が公開された。冷静なこととかは書けてないかも、と彼自身が言うようにまとまりなんてまるで無く、非常に感情的な文章だった。


この時の更新について、様々な人が反応を示した。目黒くん以外のスノ担、宇宙のファンはもちろんのこと、いつもは彼のWebを読まないであろう他担も噂を聞きつけ彼の文章を読んだ。そして彼の更新内容に対しその大多数が持った感想は、否定的な意見だったように感じる。



だってそうだ、あんなに一歩的で多方面への配慮を欠いた文章はそうそうない。読む人や自分が関わっている大切な人を挑発するような文章も、悪いところが尚更際立って仕方がないだろう。



しかし、実は私は彼の文章に対し初めは否定的な印象は持たなかった。兼任に関する一連の流れに関わるファンじゃないから言えることだとは思う。でも、何が言いたいのかわからないとか、ほんとに感情に任せて書いたんだなとは、思ったし好戦的な言葉選びや女性に対する言及が若干気にはなったものの、マイナスな感情はあまり生まれなかった。絵文字がうざいなとは思ったけど()



努力忍耐根性でここまできたとはっきり言ったことには、比較的運だけでいきてきたと感じているような自分とはまるで対照的な生き方で凄いなと尊敬したし、自分が頑張ってることをアピールしていたのもとても良いことだと思った。後半に書いてた、「爪研ぐな」とか(滝沢歌舞伎ポスターの新メンバーの顔写真に引っかき痕を付けられたことに対して)上手いこと言ったなとか思ってた。ラウール気遣ってんのも偉いなと思って読んでた。




けれども、まとくんのあの文章を読んで、今ならわかる。

私も目黒くんも、人としてとても未熟だと。




あの目黒くんの文章には悪い点ばかりではないだろう。SNS等では拒否反応を示した方が多いように見受けられるが、努力アピールしてたのも私は良いことだと思う。


少し話が逸れるが、3月までやっていたバイトで偉い社員さんにかけられた言葉からそう感じた。


「4月からの会社勤めが始まったら自分の手柄や努力はどんどん周りに言ったほうがいいし、そうするべきだよ。何も言わずとも見てくれてる人なんてそういないから。努力することや成果をだすのは当たり前、でもそれを評価に繋げるために、積極的に表に出しなよ。小さいことでも出さなきゃだめだよ」

仕事って数字等の目に見える形で結果がわかる時もあるが、そうでないことも多い。いくら“自分はこんだけやってる”と心の中で思ってても、知られなくちゃ評価されない。だから自分は頑張ってる、と自ら発信したことはとても素晴らしいと思う。だって言わなきゃそんな努力してたことみんな知らないし。



努力は必ずしも報われないだろう。私自身の実体験からそう感じる。ジャニーズの所属タレントのこれまでを見てもそう言える。純粋な努力だけで、誰かに見つけられた人はいない。本人は気づいてないのだろう(と推測できる)が、目黒くんもそうだ。

しかし、運があることはベースでそこから何を掴むのか、それは努力によるのだと。芸能人でも一般人でもどんな立場でも、運が良いはマストで+で努力が必要なのだと思う。だからあの主張は良いことだと思った。




けれど、その部分には好感を持てない箇所が多すぎる。

というより冷静になって読み直すと、問題ないんじゃない?なんて思っていた自分が恥ずかしくなるほどに


自分以外の人の視点をあまりにも考えられていない、自分の思いをそのままに伝えすぎた文章だ。





小さい頃に思い描いていたハタチを超えること、成人、大人のイメージ。それはとてもしっかりしていて、全うに生きる人間だった。

今の自分はそのイメージにまったく追いついていない。想像上の大人はもっともっと“大人”だったはずだ。




22歳はまだまだ若い。全然未熟だ。





目黒くんの更新内容が大問題に発展したことで、“20歳を過ぎた大人が”とか“成人としてこの文章ってどうなの”なんて意見も見た。そうですね、大人として社会人としてあり得ない内容だと思います。そんなことはわかってる。でもこれが、大多数の“大人”に当てはまってしまう現実なのではないだろうか



一概にそうだとは言えないし、きちんとした文章を書けるかどうか、伝えたいことを整理し表に出せるかということは年齢の問題ではないと思う。


22歳でもそれより下の年齢でもしっかりきちんとした考えを持てる人、文章を書ける人、発言ができる人はいくらでもいるだろう。反対に、28歳でもそれ以上でも何のまとまりもなく、読みにくい、ひどい内容を書く人も、発言した後の影響を何も考えられない人もいくらでもいるだろう。



一般的に自分の考えや感情を整理し、多様な他者の立場を考えて何かを伝えることは難しく、簡単にできることではない。自分にはそれができている、そんなの当たり前だ。この記事を読みそう思えるのなら、あなたは素晴らしい。心からそう思う。それはだれでもが簡単にできることではないから。



そして、ここでもう一つ言いたいことがある。考えを伝えるだとか、文章の表現に関していえば、彼のとった行動は“大人”としてあるまじきものだ。



しかし、彼の更新内容を指摘してる人のSNSのアイコンがどっから持ってきたのかわからない自担の写真だったり、雑誌のスキャンや公式動画転載してたり、チケットの高額取引してたりするようなのは不思議だな。“大人”なのにやってはいけないことの分別、あなたもついてないじゃないか。そんな自分だってきちんと生きれてないないくせに、自分の事棚に上げてよく他人の事悪く言えるな、そんな人はけっこういっぱいいるようだ。



想像よりも、22歳は、そして大人は全然子供だ。




あーあ、結局今回の記事も言った傍からまとまりがなく読みにくいし、結局角が立つ書き方をしてしまった。



目黒くんのことを擁護したいわけでも、自分を正当化したいわけでもない。ただ、大人なんだからちゃんとした文章書けて当たり前、なのか??見えていないだけで、当たり前ができてない大人、けっこういる気がするけどな。


兎にも角にも、そんな当たり前をサラッとこなした真鳥くんは素敵な大人だ。


綺麗な日本語を使った美しい文章ではなかったけれど、それでもあれは大人の文章だ。


読んでいる相手の気持ちに寄り添って「いつも皆さんのそばにいる」と書いた。


そんな優しい言葉を、思いを、伝えたいように言葉にできる。あなたのように自分の言葉で届けられるようになるには、私にはあとどのくらい、学ぶことが必要なんだろうか。